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HSPを知っても生きづらい?対策・対処法は意外なところに。

  • S H
  • 2018年11月10日
  • 読了時間: 5分

2020-04-22更新 2018-11-09投稿

もくじ

HSPを知っても、生きづらい?

私は近年、自分がHSP(Highly sensitive person)つまり、とても敏感な気質の人に該当することを知り、これまで生きづらかった人生の謎が解けたような気がしました。

それと共に、戸惑いもありました。なぜなら、自分がHSPだと知っただけでは、HSP特有の苦しみがスッキリ解決するわけではなかったからです。

ですので、HSPの特性により困ったときなどには、「今後も敏感さから逃げられないのか・・・」と途方に暮れてしまうこともありました。

例えば、何か失敗したときの羞恥心や罪悪感は相変わらず強烈です。

そして、音や光、匂いや手触りなどにも敏感で、たとえ苦痛を感じても「これは普通だったら気にならないレベルだろう」と判断すると、自分の苦痛を周囲に隠して耐えることも多いです。

そのほうが周囲に波風を立てずに済み、かえって楽なこともあるからです。

しかし我慢しすぎた結果ヘトヘトになり、体調を崩したり、限界にきてイライラしたりすることもまれにですがあります。

もちろん、こういったことはまだまだ改善の余地があると感じていて、色々と試している途中です。理論的に分かっていても、実践していくとなると、何もかも一度にはできないのです。

私の場合、時間は掛かりますが、1つ1つ理解し納得しながら習得したほうが、身に付きやすいです。

HSP対策・対処法の1つ。無理なら撤退!

私は、本やネットなどで知り素敵だと感じたことを、実際に試してみたりやある程度続けてみたりすること、つまり「実践」が好きです。

普段、思考するエネルギー量が多いため、体を使って行動したほうが、エネルギーのバランスがよくなりコンディションや運気が整いやすいのです。

しかし、もちろん明らかに苦手なことはやりません。最初から降参しておくのも賢いやり方の1つです。

物は試しと言うけれど、例えばスノーボードをするために仲間と遠出することや、友人宅に泊まってディズニーランドに行くことなどは、どう考えてもワクワクしないのです。(想像するだけで疲労感と緊張が襲ってきます。笑)

一方、自分の生活をより豊かに快適にしてくれそうな物事は試してみたくなります。

例えば以前、友人がこんな話をしてくれました。

「子供の頃 体が弱くて、喘息の発作で苦しいことも多かったんだけど、当時はまっていたゲームに熱中していると、いつの間にか治まっていた」

なるほど、と興味深く思いました。もちろん重症、急病時は別として、日常の不調でそういったこと応用できないだろうか?と考えました。

時々起こる生理痛のとき、私は実際に試してみました。夢中になれる本を読むなどして、集中しようとしました。

しかし結果的には、痛みが上回り鎮痛剤を飲みました。失敗したら、無理せず撤退です!

生理痛対策はあっけなく撤退したのですが、日常を過ごす中、別のことで収穫がありました。

パソコンで記事を書いているとき、「とても集中しているときは、周囲の騒音が気になっていない」ということに気付いたのです。

通常、HSPの私にとって、工事などの騒音は非常に不快であり、苦痛です。そんな中では作業どころではありません。

しかし一旦深い集中状態に入ると、周囲の騒音が耳に入っていないことに気付きました。

もちろん、「集中するまでが大変」「コンディションが悪いときは、どう頑張っても難しい」などの問題はありますが、条件によっては外界の刺激の取捨選択がより上手くいくこともあるのだな、と知ることができました。

尽くすHSP。自分を助けることはできてる?

更に、「人のためなら、勇気が出る」という傾向にも気付きました。例えばこんなことです。

職場の若い女の子が、顔色が真っ青で気分が悪そうなのに、周囲は誰一人気付いていません。忙しくて皆自分のことで精いっぱいです。

そこで厳しい上司ではなく優しい先輩に許可を得て、その子がすみやかに休めるように計らいました。周りの人を助けるためだったら、気を遣いっぱなしの職場でもサクサク動けたのです。

もし自分自身の不調だったら中々言い出せず、トイレでとにかく少しでも座って回復して、何事もないふりして戻ってきて、終業まで頑張ったかもしれません。

男女問わず、好きな人の力になりたいと考えると、なぜか力がみなぎってくるのです。

もちろん無理は禁物ですが、「私にはそういう勇気や強いところもあるんだ」と思い出し、しっかり味わうと少しだけ自信になります。

ただし、人には尽くすけれど自分を助けることは下手だったかもしれません(今は前よりは上手になりました)。

そういえば私の周りにも、人に尽くすことには一生懸命で、自分を大事にすることは上手でない人がいます。

HSPに限らず、心優しく人に尽くしてばかりの人、人にプレゼントしてばかりの人は、もっと自分をもてなしてお手入れして可愛がっていいと思います。

自分に投資して、その素敵になった自分が周囲に「快」をもたらしたり、質の良い仕事を提供できたりする・・・、それはとても健全なことです。自分を素敵に育てることは、周囲や社会をも助けます。

自分を磨かないまま人に過剰に尽くしたり貢いだりしても、その相手との関係が終わればそれきりかもしれませんが、自分を高めて素敵に育てていると、その自分はいつもどこへでもついてきてくれます。

もし誰かとの関係をつないだり、気を引くために尽くしているのなら、そのエネルギーやお金で自分を育ててみることがおすすめですよ。

決めたことを守れないなど、自分自身に裏切られたって逃げやしないのだから大丈夫。何度でもチャンスはあります。失敗を許し、自分自身と気長に仲良く付き合ってゆこうではありませんか。


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