カンジタクリアスーパーの成分を調べてみた(1)オレガノは天然の抗生物質
- S H
- 2018年11月14日
- 読了時間: 6分
2018-11-11
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カンジタクリアスーパーが効く人と効かない人
私はカンジタクリアスーパーという商品を愛用しています。個人的には、1か月間飲み切ることで膣カンジダ対策に効果が見られました。
■単品での販売は公式サイトさんをご覧ください。 カンジタを再発させないために! ドクターズチョイス カンジタクリアスーパー
一般的には、
・サプリメントはお薬ではないので、穏やかに作用する
・個人差がある
・飲んでいる人の状況にもよる(基礎疾患はないか、パートナーからの感染や洗いすぎといったカンジダの原因となっているものを排除できているかなど)
・・・というのがセオリーだと思いますが、効果が見られない際の免罪符にもなるようで、何となくすっきりしません。
私個人の感想としては再発を繰り返す膣カンジダ対策に「効果があった!」とはっきり感じたので、効果が見られなかった人との違いは何なのだろう?と疑問を感じずにはいられません。
そこで、今一度、カンジタクリアスーパーについて調べてみることにしました。まずは有効成分のおさらいです。
カンジタクリアスーパーの有効成分
ドクターズチョイス「カンジタクリアスーパー」は、1日あたり2粒を目安に、2回に分けて摂取します。食品なのでどのように摂っても問題ないのですが、食事と一緒の摂取が勧められています。
それでは、成分を見てみましょう。ハーブや乳酸菌の他、見慣れないものもあります。
■カンジタクリアスーパー成分(2粒あたり)
オレガノ葉エキス(精油1.75%含有) 500g
カプリル酸(カプリル酸マグネシウム) 400mg
アシドフィルス菌 100mg
プロテアーゼ 25,000HUT
セルラーゼ 3,200CU
アロエベラエキストラクト(抽出物)50mg
アラビノガラクタン 50mg
アニス種子 50mg
ブラックウォルナット外皮(黒クルミ) 50mg
ワームウッド 50mg
レイマッシュルーム 25mg
(その他の成分:ベジタブルカプセル、米粉、植物性ステアリン酸マグネシウム、二酸化ケイ素)
これらの成分を、大まかに調べてみました。
まずは今回、含有量の多いオレガノ、カプリル酸、アシドフィルス菌について見てみましょう。
オレガノは「天然の抗生物質」
オレガノは、古代ギリシャの医師ヒポクラテスも治療に用いていたという、大変古くから活用されているハーブです。
現代でもオレガノは「天然の抗生物質」と言われており、海外では感染症予防にオレガノオイルが使用されています。
オレガノに含まれている「チモール」と「カルバクロール」という成分が、強い抗菌作用、抗真菌作用、抗ウイルス作用を持っています。
効果が強力なため、オレガノオイルは使いすぎないように注意することが必要です。摂る量によっては、胸やけなどを起こすこともあるからです。
カンジタクリアスーパーの場合は、長期服用を視野に入れた上で開発されているので(定期購入もあります)、問題なく服用できると思います。
ただし胃腸が弱いかたは、空腹時ではなく食事と一緒に摂取する方が安心です。
カプリル酸はカンジダに効く!
カプリル酸については、前回の記事「抗カンジダに、エリカ・ホワイト療法とカプリル酸」でもご紹介しました。
抗菌活性(抗菌作用のこと)を持ち、しばしばカンジタ症の治療に用いられています。
カプリル酸を多く含む食品と言えば、ココナッツオイル。
しかし、メーカーによる、1日の摂取目安量は大さじ2~4杯と多めです。私はここまで多く摂取することができませんでした。
ですので、他の抗カンジダ成分と一緒にサプリメントに配合されていることはありがたいと思っています。
「サプリメントではカプリル酸の含有量が少なすぎるのでは?」とも思いましたが、そもそもココナッツオイル含まれているカプリル酸は7.5%程度です。
・100gあたり7.5g(100gも摂りませんね)
・10gだと、0.75g
その他の92.5%は他の脂肪酸ということになります。
もちろん、ココナッツオイルにはカプリル酸以外にもカプリン酸(デカン酸)などの中鎖脂肪酸を含み、それらがカンジダ菌抑制効果があるため、複合的なメリットはあるでしょう。
ただ、日本では日常的にココナッツオイルを使用する習慣がなかったため、適度な摂取量というのがつかめていない人も多いと思います。
「ココナッツオイルは、セレブが毎日スプーン〇杯飲んでいる。」といった情報が注目される一方で、「ココナッツオイルは危険である。不飽和脂肪酸が多く、血液がドロドロになる。」といった情報もあり、消費者は振り回されがちです。
私自身は、ココナッツオイルは自然の食品なので、料理などに用いる際に「危険である」という認識はありませんでしたが、
・「ココナッツオイルにあまり馴染みのない日本人が、1日に大さじ4も飲んだりして大丈夫なのだろうか?」
・「その他の脂肪は控えないと、脂肪の摂りすぎになるのでは?」
といった素朴な疑問は持っています。
ココナッツオイルを取り入れる場合、最初は少量から始め、様子を見ながら摂取量を徐々に調整していくほうがよいかもしれません。
アシドフィルス菌はカンジダ対策になる?
乳酸菌やビフィズス菌などのプロバイオティクス全般が、腸内環境を改善することは周知の通りです。
特に口コミでは、アシドフィルス菌を含む森下仁丹 ヘルスエイド® ビフィーナ
がカンジダ対策によいと評判になっていました(特に便秘のかたに相性がよいようです)。
しかし今のところ、アシドフィルス菌が特別にカンジダ菌を抑制するというエビデンスをまだ見つけることができていません。(みんなどこから情報を得ているのか・・・、体験的なものなのでしょうか。)
私の場合、今のところ便秘も下痢もないので、別の乳酸菌に注目しています。
L.ロイテリ菌(ラクトバチルス・ロイテリ菌)や、L8020乳酸菌(エルはちまるにまるにゅうさんきん)です。研究により、抗カンジダ作用が分かってきています。
カンジダ対策で、L.ロイテリ菌やL8020乳酸菌があまり口コミに上がって来ないのは、お口(主に歯)の健康を目的とした商品がメインだからでしょうか。
■L.ロイテリ菌
参照した記事→L.ロイテリ菌によるカンジダ菌の腸内定着の予防(BioGaia 「L.ロイテリ菌について」)
主に口腔内のカンジダ菌やバイオフィルムへのアプローチと、腸内のカンジダ定着予防に効果が期待できるのではないでしょうか。
そういえば、ブロガーのはあちゅうさんも、以前Twitterでこちらの商品を評価していました(PR案件ではないとのこと)。寝る前に舐めると、翌朝口の中が粘つかないのだそうです。
ただし、お値段はお高めです。乳酸菌によってこんなに価格に差がつくものなのですね。
■L8020乳酸菌
こちらも、サイトにはっきりと「カンジダバイオフィルム(C. albicans GDH18株)に対する抑制効果」が紹介されています。
難治性菌カンジダ・アルビカンスにも効果があるのか、知りたいところです。
UHA味覚糖 デンタクリア タブレット 口内菌ケア ヨーグルト味。ミント味もありますが、私はヨーグルト味が大好きです。
カンジタクリアスーパーはもっと改良できる?
まだ3つの成分しかご紹介していない段階ですが、カンジタクリアスーパーにも「ラクトバチルス・ロイテリ菌を配合したらいいのに!」と思っていたら、「ドクターズチョイス フェミプロバイオ」のほうに含まれていました。
なるほど、という感じですが、やはりカンジダを完治するにはカンジダクリアスーパーとフェミプロバイオのセットのほうがよいということでしょうか。
セットで購入すると1万近くするので、それで購入をためらっている人も多いと思います。何とかもう少しお安くなればいいのですが・・・。
もっと厳選した素材を1つのカプセルに詰めるなど、難しいのでしょうか^^;
カンジダクリアスーパーの成分で「アロエベラエキストラクト(抽出物)」とか、本当に必要なのかな?などと勝手に怪しんでおります。まあ、何か理由があって含めているのでしょう。
という訳で、次回に続きます。
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