■HOPinDEER式妊活は卵かけごはん!ししゃもはどう?
- S H
- 2018年1月16日
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卵かけごはんと卵子の育成
今から6か月半ほど前はどういう生活をされていましたか? 卵子は実は6か月半ほどかかって育成されています。 その時の生活の不規則さや食生活も多少なり影響されていると思います。(出典:2011 HOPinDEER)
毎日の卵かけごはんと、週1~2の魚卵(生)
DEER式妊活で特徴的なものに、
「毎日の卵かけごはんと、週1~2の魚の卵を食べる」
というものがあります。
「魚の卵」とは主に
トビコ(トビウオの魚の塩漬け)
かずのこ
いくら
たらこ
などです。
トビコは「とびっこ、とびっ子」とも呼ばれ、店舗によって異なりますが、たらこなどのコーナーの近くでパック売りされていることが多いです。↓アマゾンで販売中の「甲羅組 かね徳の大粒とびっこ たっぷり500g とびこ 飛っ子 飛卵
」
卵かけごはんも魚の卵も、生で食べることがポイントです。生と言っても“非加熱”のことで塩蔵はOKです。「HOPinDEER」で検索すると、サジェスト(キーワード入力候補など)に「ししゃも」と出てくることがありますが、焼いて食べるししゃもなどは該当しませんのでご注意ください。
また生食というのがポイントですので、生の鶏卵を必ずしも「卵かけごはん」にする必要はありません。すりおろした山芋(長芋)に卵とめんつゆを混ぜ、とろろ丼にしても良いですし、すき焼きを生卵に付けて食べるもの溶き卵が熱さで固まるほどでなければ大丈夫だと思います。
DEERは化学的流産ばかりしていましたが、上記のような食事に、毎日卵かけごはん、魚の卵を週に1~2回食べるようになって、1か月半後のその妊娠でした。変わったことと言えば、それしか思いつかないのです。(出典:2011 HOPinDEER)
シアル酸とは
卵かけごはんの生卵は、白いピラピラ(カラザ)の部分も捨てずに食べることが大事です。 シアル酸という貴重な成分が含まれているのです。
シアル酸とはどのような成分なのでしょうか?「ブルーベリーアイ」などで有名なわかさ生活のHPに説明がありましたので簡単にまとめてみました。
【シアル酸 成分情報】
・シアル酸は細胞表面の情報伝達に欠かせない成分。ツバメの巣などから得られるほか、人間の体内にも存在する。
・シアル酸は人において母乳、脳の神経細胞、生殖器官などに多く存在している。免疫力や内臓器官などの各器官を強化するほか、自然治癒力の向上などに関わると考えられている 。
・母乳中のシアル酸は、出産後10日までの初乳において含有量が多いことが報告されている。
・シアル酸を含む食品・・・ツバメの巣、牛乳、鶏卵
・シアル酸の健康効果・・・免疫力を高める、美肌、育毛を促進
(参照:わかさ生活「成分情報 シアル酸」)
シアル酸とは、母乳に含まれる免疫成分のうちのひとつでもあったのです。食品では、若返りと美容効果で有名なツバメの巣に多く含まれていることも興味深いですね。
卵子の育成に関する直接的な記述こそなかったものの、生殖器官にも多く含まれることや、内臓器官を強化することなど、関連がありそうな記述は見られました。
卵子は老化しているだけではない?
卵子の老化説がありますが、ごく最近、卵巣にある、微々たるタンパク質が、 卵子の育成に大きくかかわっていることが、オーストラリア医学チームによって発見されています。 卵子は産れながらにあり、老化している。しかし、卵子が排卵までに育成される間には、 何かしらの成分が働いて、質の良い卵子をもたらせている。 それがある種のたんぱく質。 これが、生卵と生魚卵で為になったんだろうと思えます。(出典:2012 HOPinDEER)
DEERさんご自身の体験だけでなく、医学チームにより、「卵子の育成にはある種のたんぱく質が機能していること」が発見されているとのことです。情報元は分からないのですが、少し調べると日本の研究ですがKAKENの「卵胞と卵子の相互発育調節機構に関する研究」に、シアル酸というワードが出てきました。どうやら伝達物質として機能しているようです。もう少し一般的な分かりやすい資料を見つけましたら、新しく記事にUPしようと思います。
妊活中の生卵と妊娠してからの生卵
妊娠中は生卵や生の魚卵を摂ることは控えたほうがよいとされています。禁止されているわけではありませんが、妊娠中は免疫力が低下しており、食中毒にかかりやすいためできるだけ避けたほうがよいのです。
生卵はサルモネラ菌、生の魚卵はリステリア菌汚染のリスクがあります。
私は、まだ妊娠していない妊活中であっても、卵は購入後必ず冷蔵庫で保管し新鮮なうちに食べる、購入時や割って食べる前に殻にヒビないかチェックするなど、注意して扱っています。
DEER式でも、フライング検査で陽性反応が認められたら、生卵や生の魚卵はお休みに入ります。生理が始まり、周期がリセットした場合はまた開始しましょう。
DEERさんの卵かけごはんエピソード
実は、DEERさんが卵かけごはんにたどり着いたのは、上記のような知識が先にあったからではありません。次のように述べられています。
45歳でついに出産に至った自然妊娠をしました。 この1か月半ほど前から、お昼に毎日卵かけごはん、 週に1~2回、お寿司の飛びっこにはまって良く食べていました。 この生卵と、魚卵(生)が、卵子育成に大いに役に立ったものと思われます。 いつも化学的流産していたDEERが何か変わったことと言えば、 こちらでの回答にいそしむあまり、どんぶりに卵かけごはんを作っては スプーンで食べて片手でキーボードを打つという^^;。 実にお行儀は悪いでありますが、そのくらい時間を惜しんでまで回答に費やしていました。 もうね・・そのころはどん底でね。私の知識で一人でも多くの方が妊娠できるならそれが本望。 この知識を無駄にはしたくない思いで、懸命に回答したかったんですよ。(出典:2012 HOPinDEER)
「自分の知識で一人でも多くの人が妊娠できるならそれが本望。」DEERさんのこの姿勢もまた運命を切り開くことに繋がったのだと思うと感慨深いです。
あえて冷静に書くとしたら、野菜が大好きだというDEERさんに、シアル酸のみならず良質なたんぱく質の摂取量も増えたなど(←文面から、卵かけごはんの卵は1個だけではなさそうですので)、さまざまな面で良い方向へ向かった可能性があるのではないかなと私は思っています。
妊活中の食生活
卵かけご飯があまり好きでない人にとっては、「毎日卵かけご飯」+「週に1~2回、非加熱の魚卵」というのはハードルが高いかもしれません。
しかし、何も先が見えないほど長く続けなければいけない訳ではないようです。
毎日卵かけごはん、魚の卵を週に1~2回食べるようになって、1か月半後のその妊娠
とのことから、およそ1か月半を1つの目安としてみてはいかがでしょうか。
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