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■DEER式 排卵暴き法とは?排卵日の予測法(1) 

  • S H
  • 2018年1月31日
  • 読了時間: 5分

Contents

DEER式 排卵暴き法とは


今回はいよいよ(?)、DEER式・排卵暴き法についてです。DEERさんは排卵暴き法のやり方を下記のように述べられています。

【排卵暴き法のやり方】

ご自分の周期から、生理の初めて茶おりなり出血し始めた一時間を覚えておき、 *出血した日から14日間遡る *その日の、茶おりなり出血した時間の12時間前後はいつか? *12時間前後のうち、排卵日であった可能性が高いほうの日がそのひであり、 その12時間前後の時間「あたり(何時間か差がある)」が排卵です。これを今まですべてデーターを出したなら、未来の排卵日が予測がつきやすくなるでしょう。(出典:2011 HOPinDEER)

このように排卵暴き法とは、生理の最初の出血から過去の排卵日時を推測し、そのデータの蓄積から未来の排卵日を予測するものです。生理の最初の出血のみならず、基礎体温や排卵痛、排卵検査薬のデータも合わせて総合的に見ていきます。

では、DEERさんの例を見てみましょう。

排卵時が自分で判る特異体質です。 7/4 朝10時ごろと夜22時ごろ卵巣がズキズキ数秒した。排卵かな?と思える。 7/18AM11:00出血が始まった。 これから14日間遡ると7/5になる。 AM11:00から12時間前後は7/4PM23:00か7/5PM23時である。 7/4卵巣がズキズキしたのが夜22時ごろ。 7/4PM22時ごろ排卵ということになる。 この時の場合は1時間差であるが、時には4時間差ということもあった。 なので12時間前後「あたり」ということになる。(出典:2011 HOPinDEER)

このDEERさんの例を、図にしてみました。

【図1】排卵暴き法 DEERさんの例

図内に振ってある番号①~⑤に沿って見ていくと分かりやすいです。

①排卵痛の時間を記録。7/4の10時頃と22時頃に卵巣がズキズキ。

②生理の出血開始時間も記録。本格的に出血した時間ではなく、茶色のおりもの(茶おり)やピンク色のおりもの(ピンクおり)も含みます。

③最初の出血時間(7/18の11時)から14日さかのぼります。7/5の11時です。

7/5 11時の12時間前後を出します(図内黄色の矢印)。A12時間前が7/4の23時、B12時間後が7/5の23時です。そのどちらかあたりが排卵です。(図内、黄緑の部分です。)

⑤DEERさんは排卵痛から7/4の22時頃だと推定されています。つまり「A12時間前」のほうです。生理の最初の出血から出した時間とは1時間差が出ていますが、それは想定内なのです。

…ここまで来て、当サイト筆者は「あれれ?」と疑問に思いました。

7/18日から14日さかのぼると、一般的には7/4と考える人が多いと思います。DEERさんの上記の例だと最初に14日ではなく13日さかのぼっているようです。計算間違えでしょうか。それとも何か意味があるのでしょうか。排卵暴き法についてのDEERさんの回答を調べてみると、14日さかのぼっている例と13日さかのぼっている例がありました。

ソースはこちらです。

14日さかのぼっている例→https://okwave.jp/qa/q7321440.html (2011)

13日さかのぼっている例→https://qanda.rakuten.ne.jp/qa6770574.html (2012)

一般的には「14日さかのぼる」という場合、その当日は含めずその前日から「1日さかのぼる、2日さかのぼる、…」と数えるので、こちらで統一します。万が一DEERさんが理由があり敢えて違う数え方をしていることが分かれば、記事にUPします!!

DEER式 排卵暴き法を始めるにあたって

排卵暴き法は、DEERさんのように排卵痛がかなりはっきり分かる人を除いては、排卵痛以外のデータが重要になります。そのため、ホルモンの影響によるさまざまな体の変化を記録しておく必要があります。ルナルナ体温ノートなどのアプリで、体温と共に体調を記録すると便利です。

一般的に、排卵期とは排卵される前後5~6日間と言われています。その時期の次のような体の変化を記録します。時間も記録しておくとよいでしょう。

  1. 基礎体温

  2. 排卵検査薬の結果(スマホカメラで撮影がお勧め)

  3. 排卵出血

  4. 頸管粘液(のびるおりもの・のびおり)

  5. 胸のハリや乳首痛など

  6. 排卵痛らしきものや腰痛

排卵痛については、はっきりそれと分からなくても、以下のようなものを記録するとよいと思います。

  1. 下腹部痛

  2. 下腹部のハリ

  3. 生理痛のような感じ

  4. 左右どちらかの下腹部がチクチク

  5. 左右どちらかの下腹部が突っ張る感じ

  6. 左右どちらかの下腹部にピキッとした痛みが走る

  7. 腰痛

などなど、自分なりにメモしておくと、後で振り返ったときそれが何だったのか分かってくるかもしれません。

どうやら排卵痛らしいと分かるかもしれないし、排卵痛ではないということが分かるかもしれません。例えば、左下腹部の痛みやハリは便秘の際にも起きやすいと医師が言っていました。しかし、便秘や下痢もホルモンバランスの影響で引き起こされることがありますので、メモするに越したことはありませんね。

他にも、排卵期のホルモンバランスの変化(黄体ホルモン=プロゲステロンが分泌される)により、次のような症状が出ることがあるそうです。

  1. イライラや落ち込み

  2. 食欲が増す

  3. 頭痛や吐き気

  4. 便秘や下痢

  5. 眠気やだるさなど

何がホルモンの影響か分かりづらいかもしれませんが、とりあえず体調の変化は日時と共に記録しておくとよいです。

なお排卵暴き法では、排卵期の体の変化だけでなく、

  1. 着床時期の着床出血の有無

  2. 化学的流産による生理の遅れはあったのかどうか(フライング検査で分かる)

  3. 黄体不全気味で生理出血が早まっている可能性はないか

など、さまざまな要素を見ていきます。1つの要素で判断することは難しいですが、総合的に見ると自分の排卵パターンが少しずつ分かってきて面白くなります。排卵暴き法は中々勉強が必要で、記事を作成するのが大変です(^^;)

黄体不全かどうか?

黄体不全かどうかは、採血で調べてもらうことが出来ます。(排卵一週間後くらいのタイミングで)

③ 黄体ホルモン メインの働きをしているのはプロゲステロン(P4)です。 基礎体温を上昇させる働きがあり、着床しやすいように子宮内膜を厚くしたり、 着床後も妊娠維持のためにしばらく分泌しています。 プロゲステロンが低値の場合、『黄体機能不全』と診断され、必要に応じてプロゲステロン製剤を処方することがあります。(出典:中村記念 愛成病院「不妊症検査について」

まだ不妊治療に取り組んでおらず、自己タイミング法だけの方も、基礎体温をしっかりつけることで、黄体不全の可能性に何となく気付かれる方も多いと思います。

早めに検査を受けに行くことで対策もできますしスッキリしますよ♪DEER式を行う上でも早めに調べておくことをお勧めします。

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