■DEER式 排卵暴き法とは?排卵日の予測法(2)
- S H
- 2018年2月4日
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DEER式 排卵暴き法をおさらいする

前回の記事で見ていきましたが、排卵暴き法とは、生理の最初の出血から過去の排卵日時を推測し、そのデータの蓄積から未来の排卵日を予測するものです。手順は以下の通りです。
①生理開始時、初めて出血し始めた1時間を記録します(茶色のおりものやピンク色のおりものを含む)。
②その時間から14日間さかのぼります。
③その日時の12時間前(A)と、12時間後(B)を計算します。
④排卵期の記録(排卵痛、基礎体温、排卵検査薬など)と照らし合わせて、AとBのどちらが排卵日の可能性が高いか予測します。
⑤AかB、可能性が高いほうの日時の、数時間あたりが排卵です。
DEERさんの記述を見てみましょう。
ええと。14日間さかのぼった日の出血が始まった時間から12時間前後を見ます。12時間前後は○時から○時と言う意味ではないですよ。(よくここを勘違いされる) 出血が始まった日から12時間前後は●月●日か○日と日が違う場合もありますね。同じ日であることもあります。かならずその12時間前後どちらかの日の時間当たりでの●時間差当たりでの排卵と言うことです。(出典:2012 HOPinDEER)
注意すべきは、「出血開始マイナス14日を中心として、12時間前~12時間後(計24時間)」ではないことです。12時間前か12時間後のどちらか(そしてそのあたりの数時間)、とのこと。中々難しいですね(^^;) 当サイト筆者のデータで実際に見てみましょう。
DEER式 排卵暴き法をやってみる
【図1】DEER式 排卵暴き法~私の場合~

まず私は、排卵痛が中々見抜けないので、排卵期の体の変化はLHサージや基礎体温を中心に見ていきます。他にも、頸管粘液(のびおり)や胸のハリを参考にしています。
図内①4/15、LHサージの濃い陽性が出ました。
②4/29の6:30に生理の最初の出血が見られました。
③4/29の6:30から14日さかのぼると、4/15の6:30です。
④12時間前(A)は4/14の18:30、12時間後(B)は4/15の18:30です。
⑤AとBで、より排卵の可能性が高いと思われる日は、今回はBです。(LHサージや基礎体温から自分の場合はBと推測されます。)
⑥4/15の18:30あたりが排卵と予測されます。
排卵暴き法が当てはまらない?
これで、どう見ても排卵とは思えない日だとします。 その場合、黄体が長いか、短いかでずれています。 ぴたりその時間そのもの!と言うときもあります。 これは、化学的流産された周期(または妊娠~生理に気付いていない場合は当てはまりません) ここを理解して暴かないと、(なんだ!全然合ってないやん!)になります。(出典:2012 HOPinDEER)
私自身の周期を振り返っても、「排卵暴き法は当たってないのでは…?」と思える周期が何回かあります。例を挙げてみましょう。

【排卵暴き法が合わなかった周期の例~私の場合~】
排卵日と思われる日を0として、8日目にフライング検査でうっすら陽性が出るが、翌日には消え真っ白になった。11日目~13日目もほんの少し出血。ようやく14日目の夜に出血が増え生理が始まる。
OKWAVEで、似たようなケースへのDEERさんの回答がありましたので引用します。
貴女はもしかしたら、黄体機能不全かもですよ。 そのまま生理になるとしたら、着床出血でなくて生理が始まろうとしている出血か、着床出血と共に黄体が持たずに生理になっているのか。(出典:2010 HOPinDEER)
私の場合、黄体機能不全で、「着床出血と共に黄体が持たず生理になっている」パターンかもしれません。
このように、黄体加減や着床などにより、ズレは生じます。なお、着床があったかどうかはDEER式フライング法で調べることができます。
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