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カンジダ研究者エリカ・ホワイト博士のサイトと私が経験した症状

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  • 2018年11月7日
  • 読了時間: 8分

2018-11-08更新 2018-11-05

前回の記事で、エリカ・ホワイト博士について少し触れましたが、早速博士について調べてみました。

Contents

エリカ・ホワイト博士を知る!

カンジダ対策の「エリカ・ホワイト療法」で知られている、栄養療法士のエリカ・ホワイト(Erica White)博士。しかし日本ではまだ博士に関する情報がほとんど見られません。

エリカ・ホワイト博士の名前は、カンジタクリアスーパーの商品サイトやWikipediaのカプリル酸のページ、あとはリーキーガット症候群で実際に苦しんでいるかたのブログで引用されるのを見かける程度です。

そこで、まずは英文で書かれた公式サイトにて、気になる部分をチェックしてみました。

ちなみにエリカ・ホワイト博士は、日本では「博士」「栄養学者」などと訳されていますが、お医者様や学者さんなのでしょうか。

元々はイギリスの「栄養療法士」という資格を取ったようです。

そして2006年に、英国の応用栄養と栄養療法学会の名誉博士号を授与されたそうです。

・53歳でカンジダ克服、栄養療法士の学生となる(3年間)

・その後、自身の診療所で16年のあいだ精力的に働く

・71歳で(2006年)現場から退職、名誉博士号を授与、オンラインシステムの立ち上げ

2018年現在、83歳位でしょうか。

公式サイトと「カンジダ情報パック」

エリカ・ホワイト博士のウェブサイト「Erica White’s Candida Info Pack」や、博士の夫が立ち上げた会社ニュートリションヘルプのサイト「Nutritionhelp」は全て英語です。

日本語版のサイトやWikipediaはありませんでした。

博士のウェブサイト「Erica White’s Candida Info Pack」は「エリカ・ホワイトのカンジダ情報パック」の名の通り、どうやら「カンジダ情報パック」というプログラムについて知ることができるサイトのようです。

■カンジダ情報パック(有料)とは

・エリカ・ホワイト博士による8つの小冊子をダウンロードできる。

・6か月のあいだ、毎週定期的にエリカホワイトによって書かれた電子メールを受け取ることができる。

こういったプログラムのようです。

有料パックのお値段をイギリスポンドから円に変換してみると・・・、

・£16 GBPで利用可能(£30 GBPから値下げ) ・およそ2,366円(4,436円から値下げ)※2018-11-06現在

想像していたより安いというのが率直な感想です。これは広告案件で紹介しているのではなく、私もまだ購入していません。

膣カンジダが中々治らなかった時期であれば、即購入したでしょう。(今でも購入しようかどうか迷っています。)

カンジダ菌が原因かもしれない症状とは

エリカ・ホワイト博士は自身のウェブサイト上で、50以上もの様々な症状を「カンジダ症候群」として書き出しています。

胃腸障害:悪心、腹痛、便秘、下痢、過敏性腸症候群、食道炎、腸内ガスや鼓腸。皮膚の愁訴:にきび、湿疹、乾癬、皮膚炎、水虫、直腸の刺激、一般的なかゆみ。呼吸器系の問題:副鼻腔炎、鼻炎、耳の痛み、頭痛、咽頭痛、口臭、喘息。筋骨格系や神経系の問題:関節痛や硬直、筋肉痛、しびれ、うずき。女性の問題:鵞口瘡、膣のかゆみや痛み、吐き気、月経前症候群、月経不順、子宮内膜症、不妊症、顔面紅潮を含む更年期症状。男性ホルモンの問題:インポテンス、不妊症、性欲不振。尿路の問題:頻尿、尿切迫、痛み。特定の食品や環境物質に対するアレルギー。香水/化学品/動物/湿気/カビに対する過敏さ。インフルエンザや他のウイルス感染を頻繁に引き起こす免疫の問題。砂糖や、アルコール、パン、チーズのような他の「酵母、イースト」食品が無性に欲しくなる。感情的問題:うつ病、不安、過敏症、パニック発作。精神的な問題:記憶力に乏しい、集中力の欠如。(参照:Erica White’s Candida Info Pack「Candida-related symptoms」

これらは、私がカンジダを繰り返した時期に出てきた症状をいくつも含んでいます。

そしてリーキーガット症候群の症状とも重なり、なるほどと納得させられます。

しかし注意したいのは、「下痢、にきび、頭痛」のように日常で起こりやすい症状のみならず、「しびれ、尿路の痛み、不妊症」など早めに医師の診察を受けた方がよいであろう症状も含まれていることです。

カンジダ菌はさまざまな症状を招くかもしれませんが、必ずしも上記の症状の全てがカンジダ菌によるものとは限りません。

それぞれの症状が気になる場合は、カンジダ菌にこだわりすぎず、各診療科へ受診することをお勧めします。

私が膣カンジダを繰り返した時期に出た症状

私の経験したリーキーガット的症状

過去記事(「リーキーガット症候群?カンジダと共に出た症状(1)」)でもUPしましたが、私が膣カンジダの再発を繰り返している時期に出た複数の症状を、あらためて振り返ってみました。

黄色のマーカーを付けたものは、エリカ・ホワイト博士による「カンジダ症候群」の症状リストと一致するものです。多くが一致している印象です。

■私が膣カンジダの再発を繰り返した時期に出た症状

【体の症状】

頭皮のかゆみ、脂漏性皮膚炎、目のかゆみや充血(アレルギー性結膜炎)、白目が腫れる、口唇口角炎、口腔カンジダ、喉の痛み、皮膚が赤くカサカサに荒れる、湿疹、じんましん、乾燥肌の悪化、やけに空腹になる、空腹時に強い不調(低血糖のようだが、検査では異常なし)

【神経、精神の症状】

空腹時に集中力が明らかに低下、イライラや鬱っぽさ、夜に甘い物が欲しくなる

【持病の悪化】

昔からの持病(アレルギー性鼻炎、首の皮膚が荒れやすい、疲労感)も悪化しました。

(注意)

  1. 唇も皮膚に含めました。

  2. 目の症状は眼科にてアレルギーと診断されています。

  3. 口腔カンジダは明らかにカンジダ菌が引き起こしたのでチェックしました。

空腹時の強い不調はカンジダ菌のしわざではなく、摂取カロリーの不足かもしれません。これについては、最終章で述べます。

カンジダスコアシート

エリカ・ホワイト博士によるカンジダスコアシート(Candida Score Sheet※英語です)を実際につけてみました。

合計スコアでカンジダ感染の可能性や重大さをチェックできるとのこと。

■合計スコアによる結果

75-100・・・酵母(カンジダ)の感染があることは間違いない。

50-75・・・おそらく感染がある。

25-50・・・感染がある可能性が高い。

0-25・・・おめでとう。しかし、足元に注意!(参照:Erica White’s Candida Info Pack 「Candida Score Sheet」

私の場合、

膣カンジダを繰り返していた頃は、63くらい。

現在の状態では35くらいです。1ランク下がっています。

カンジダ発症時の症状の程度はうろ覚えの部分もあり、おおまかにチェックしたにすぎないので、正確ではないと思います。

しかし、カンジダを発症していた時期に比べて、現在スコアが減っていることは確実です。

日本人はカンジダ対策しやすいかもしれない

酵母を使わないお勧め料理にお米や栗

エリカ・ホワイト博士の公式ウェブサイトには、博士の会社であるニュートリションヘルプの栄養ディレクターエマ・コクレル先生のブログ記事も掲載されています。

最新記事は、クリスマスのごちそうについて。

市販の詰め物(ターキーなどに詰めるもの)は、パン粉が基礎となっているけれど、自分で酵母を含まない米と栗の詰め物を作ればOK!しかも簡単。・・・と言ったように。(参照:Erica White’s Candida Info Pack 「Rice and Chestnut Yeast-Free Stuffing Recipe」)

詰め物にするかどうかは別として、お米が主食の日本人は、酵母を含まない抗カンジダ食を作りやすい環境だと言えるでしょう。秋になると栗も手に入りますね。(むき栗は一年中パック入りで手に入ります。)

エマ・コクレル先生は、エリカ・ホワイト博士の娘!

このエマ・コクレル氏のブログ記事では、無料で有益な記事を見ることができます。「エリカのコーナー」(※全て英語)から全文が読めます。

中には、「エリカ・ホワイト博士は80歳の誕生日を迎えてもなお若々しく健康でいる」というエピソードも見ることができました。

エマ・コクレル先生は博士のお弟子さんかな?と思いきや、なんとエリカ・ホワイト博士の娘さんでした!

しかも、もうお孫さんもいらっしゃるとか。エリカ・ホワイト博士は、ひいおばあちゃんですね。

エリカ・ホワイト博士はもう個人的な相談業務は行っておらず、娘のエマ・コクレル先生がニュートリションヘルプでの相談業務を行っているようです。(参照:Nutritionhelp

慢性疲労の原因はカンジダ?それ以外も

さて、エリカ・ホワイト博士の話に戻ります。博士は、慢性疲労症候群にはカンジダが大きくかかわっていると確信しています。

私自身も、子供の頃から疲れやすく、慢性疲労症候群かもしれないと感じたことが何度かありました。

そして確かに、カンジダが上手くいった時期は、疲労感がなくなっていることに気付きました。

体重は適正か(BMI22に近づける)

しかし私の場合、疲労感の解消はカンジダ症脱却によるものだけでなく、「適正体重(BMI 22)に近付けたこと」も大きな要因だったと思います。

BMI 22は身長160cmで56.3kg程度です。現代女性からみると「細く」はないかもしれません。

しかし痩せすぎの改善をして、健康的な美しさを目指す価値はあると思います。

私は妊活のためにあえて体重を増やした時期があったのですが、BMIが19台から21台になると、スタミナが付き、低血糖のような症状がなくなりました。

HSP(敏感気質の人)は過敏で疲れやすい

更に近年新しく分かったことは、私がHSP(5人に1人いるという、とても敏感な気質の人)に該当するということでした。

HSPであることも、日頃疲れやすい原因だと判明したのです。なぜなら、HSPは小さな刺激を察知し、過敏に反応しがちなのです。

例えば、音や光や匂いに過敏に反応する、食べ物や食べ方に関する融通の利かなさがある、アレルギー反応を示しやすい、ストレス耐性が低い、疲れやすい・・・などなど。このような過敏さは、先述したカンジダ症候群に似ています。

他にも、鬱状態、鬱病の人も疲労感や不定愁訴がよく見られるようです。

また、糖尿病などの基礎疾患がないかどうかも、一度きちんと検査してみましょう。

カンジダは慢性疲労症候群を引き起こすかもしれませんが、全ての慢性疲労の原因かどうかは分かりませんので慎重に。

次回、後編をUPします。

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