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HSPの「謎の症状」「毎日仕事がきつい」などが改善した体験談。職業を変えた私

  • S H
  • 2020年1月17日
  • 読了時間: 9分

2021-04-23更新 2020-01-16投稿

今回はHSP当事者である私が、職業を変えることで「毎日辛い」という状態から抜け出した体験談と、そこから分かったことを書かせていただきます。

少しスピリチュアルな内容が含まれますので、苦手な方は飛ばしてくださいね。

もくじ

働くことがしんどい理由。超HSPの私

人とは何か違う生きづらさがある

私は今でこそフリーランスで自由度の高いお仕事をしていますが、そうなる前までは基本的に「働くことが毎日とてもきつい。しんどい」と感じていました。

「大変なのは、皆同じだよ。好きで働いている人なんていない」

人からそうなだめられる度に、それだけではなくてもっと切羽詰まっていることを伝えられない もどかしさを感じていました。

「走り続けていないと、皆のペースについていけない」

「というか全力で取り組んでも追いついてないかも」

「いつまで頑張り続けたらいいんだ」

というふうに。

一般的な疲れといったレベルを超え易疲労感が酷く、毎日ぐったりしていました。刺激にも敏感で、「気晴らしに飲みに行く」なんてことは全く向いていません。

心も体も疲弊していました。

心理カウンセラーさんに相談しても「心が強い人なんていない」と言われ、「そうだけど、程度の問題で・・・」と心の中で叫んだのですが、口にすることはできませんでした。

このように、相談しても誰にもニュアンスが分かってもらえなかったり、そもそも人に言えずに一人で苦しんでいるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。

幸い、私は昔からインターネットを活用していたこともあり、少しずつ解決の糸口と結びつくことができました。

インターネットの普及により、近い悩みを抱えた人、似た志を持つ人に出会いやすい時代になりました。活用してゆきたいですね。

敏感気質な私。仕事がしんどい理由を整理

とにかく仕事をするのがしんどくてたまらなかった原因を、ざっと振り返ってみました。(当時は冷静に整理する余裕もなく、したところで対策を講じる余力もなかったでしょう)

1.「超」のつくHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)だった【当時は分からなかった】

2.長い間、過食症だった(いわゆる「若くてきれいな時期」はずっとこれと共にあった)

3.学生時代に体調を壊し、自分にあった職種の勉強ができなかった

4.体調不良でよいキャリアが築けないなど負の連鎖

5.両親からのサポートは期待できなかった【機能不全家族】

6.合わない仕事をしていた

7.自尊心が低かった

8.自分に心地よい人付き合いを確立していなかった(人に合わせすぎるなど)

他にもありそうです。

生まれ持った気質や成育歴など、変えることが出来ない部分もありますが、改善できそうな面もありそうです。

7・8などは自分一人でも、今ここからでも変えて行けるものです。

もう10年以上前のことですが、私は認知行動療法の本を購入し、セルフワークに取り組みました。特に7は明らかに改善されましたよ。

「毎日つらい」から「今日は疲れた」へ

私が現在のお仕事(主に在宅でのフリーランス)を始めて気付いたことは、

「仕事が毎日つらい」から「今日は疲れた」に変わったことです。つまり以下のように変化したのです。

【今まで】 毎日毎日しんどくてたまらない。(いつも追い詰められている) たまに少し楽な日がある。(上司が不在の日など)

【現在】 基本的には、仕事に集中できている。(適度な負荷はある) 時にしんどくてたまらない日もある。(理不尽な被害に遭ったなど)

そして、大変なこともありますが「仕事が好きだ」と思えるのです。

なんと、昔言われた「大変なのは、皆同じだよ。好きで働いている人なんていない」が当てはまらない自分になっていました。それも、より素敵な形で。

ただしそのことも、今までがあまりにもつらかったからかもしれません。最初からこの状態だったとしたら、ありがたみを感じず不平不満をもらしていたかもしれません。

自分が変わる?HSPさんは環境を変えるのもおすすめ

自分が変わる。間違った努力にはご用心☆

私は、いくつかの職種を経験した上で、

「自分自身はどこに行ってもついてくる。仕事を変えても自分はついてくるから、この苦しみは避けることができないだろう」

こんなふうに思い始めました。特に対人関係は。

まずは自分が変わろうとしました。強く明るくなろうと。そして職場や対人関係でそのように振舞いました。

ですが、ちょっと間違った方に頑張ってしまったようで、「ギスギスと粗い感じ」になっていました。

鋭い人からは「無理している」と指摘されました。実際とても無理していたし、それによる成果も感じませんでした。

何とも皮肉な出来事でしたが、「本来の自分の良さを認め、それを磨けば良かったのだ」と気付かされました。

そういえば、大人しいままで行動しているときも、「今時珍しい大和なでしこ」「あなたの人柄はこの職場で一番よい」などと上司や先輩に褒められたこともあります。無理に外交的なグループに合わせなくてよかったのです。

・大人しい=暗い人=駄目 ・一人でいる=協調性がない、嫌われている=駄目

こういった考え方も少しずつ減ってきているように思います。特にネット社会が加速してからは。

環境(職業、職場)を変える

今振り返ってみると、仕事によって明らかに向き不向きがあったことも分かります。

職場によって私の評価は雲泥の差がありました。一例をあげます。

■アクティブで気が強い女性が多く、接客が伴う職場

・作業でほんの数秒手間取ると、「あなた何やってるの!!」と強く叱責された。

・分からない所を訊ねても「さあ」など明らかに冷たかったり、親しい人には優しく教え、私や別の大人しい人にはヒステリックに怒鳴ったり。

■ゆったり丁寧なお仕事

・職場の名前は書けませんが、丁寧な物づくりやゆったりとした1人1人への接客などは、先輩やお客様からお褒めいただいていました。

職場のベテランさんから「あなたと組むとやりやすい」、ご高齢のお客様から「まあ~あなた器用なのね」のように驚かれ、喜ばれることもしばしば。

・このように落ち着いた環境下にあると、なんと「仕事が出来る」人として扱われたのでびっくりでした。

気質・個性を活かすと欠点が味方になる

HSPのかたは、自分に合わない職場で働くと人より強くダメージを受け、自分に合った職場で働くと本来の才能がより発揮されやすいように思います。

HSPさんにお勧めなのは、「自分を大きく変えなくていい」、むしろ自分の個性や癖を活かすことが出来る仕事です。

これはHSPさんに限らず言えることかもしれません。

例えばADHDの知り合いは、動き回る工場のお仕事で成功しています。特性に合わせるとそれが強みになります。

私の場合は内的エネルギーが充実していることや、普段もネットが好きでやり過ぎるくらいだったので、癒しのお仕事やインターネットでのお仕事は最適でした。

他にも、ひたすら何かを作るお仕事も意外と向いていました。(食べ物、雑貨など)

HSS型の方はまた異なるかもしれませんし、個人差が大きいです。

自分が最も時間とお金を注いだ趣味を職業にすると天職になる

これは数年前にTwitterや書籍などで知ったのですが、「自分がこれまでに最も時間とエネルギーを費やした趣味を仕事にすると、天職になる」という法則があるようです。

私の場合は、大まかに言うと「占い」「スピリチュアル」「本」「PC」あたりに時間やお金と費やしてきました。

なので「占い師にでもならない限り無理だ」と諦めていましたが、現在近いようなお仕事に就いています。他にもPC関連のお仕事をしています。

「そんなのは、なれるはずがない」と決めつけずに、それに近い職業にアンテナを張っておくことがお勧めです。すぐには見つからないかもしれませんが、意識しているのといないのとでは、この先違ってきます。

また自分から、友人や企業さんにお仕事がないか直接訊ねることもしました。

回答がないところもあり落ち込みもしましたが、幾つかはお仕事に結びつきましたよ!

今の仕事により、HSPの謎の症状が消えた

私は昔から、強い感情と結びついた日々の出来事を中々忘れられない(嫌なことを含め、細かく覚えていてしまう)という特徴がありました。

お勉強の記憶力がいいという訳ではなく、感情を鮮やかに記憶してしまうので、結構困っていました。

「フラッシュバック」タイムスリップ現象(過去記事あり)」のように、まるでその出来事が今起こっているかのように想い出されるのです。

そして私は思考エネルギーが大きいため「~~のことで頭が一杯」というような状態に陥りやすかったのです。(基本的にネガティブな感情)

しかし、記事を書いたりスピリチュアルなお仕事に携わったりすると、それを文字にして昇華できるので、「想いが一杯で苦しい」ということがかなり減りました。

むしろ、頭の中に言葉たちが生まれてある程度溜まってきて、それを書き出していく作業に心地よさを感じています。

仕事仲間から「よく書く内容があるね」と言われてきたのですが、実際は頭の中にはもっと色々あって、肉体や技術が追い付いていない状態です。なので誤字も多い方です。(また今日も見つけてしまいました。苦笑)

しかし「誤字が多い、恥ずかしい」よりも大きく「書きたい、心地よい」というエネルギーがあるので、私は今日も書いています。

■今のお仕事をすることにより、解消した症状(脳の癖)

嫌なことも細かに記憶してしまう(鮮やかに想い出される)・・・減った。よく効くおまじないも編み出した。先程紹介した過去記事に掲載。

頭の中がパンパンで苦しい・・・減った。むしろ、良い方向で使えている。

人への執着・・・自分の事で忙しい(充実している)ので執着する暇がない。

などなど。

貴方にも「自分が弱いところ・困っているところ・変わっているところ」を活かせるお仕事があるのかもしれません(^^)

貴方が上手くいくことを陰ながら応援しています。

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*2021年加筆・・・567により、リモートワーク・在宅ワークを取り入れる会社も増えてまいりました。また、就労継続支援A型・B型などの作業所を利用している方もおられます。近いうちに記事を書けたらよいなと思っています。


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