HSPの不調対策・対処法。自然を使った疲れの取り方やセルフケア。繊細さを活用!
- S H
- 2019年5月8日
- 読了時間: 7分
2020-04-16更新 2019-05-07投稿
※ご注意・・・話の流れで、【第1章】にてあまり綺麗でない話題にも触れますので、お食事やティータイム中の方・超繊細さんは【第2章】からお読みくださいねm(_ _)m お手数お掛けします。
もくじ
疲れやすいHSP。原因や対策も見抜ける

不自然さ、違和感に気付くHSP
2019年の大型連休も終盤にさしかかる頃、私は自然が豊かな場所を散策していました。(写真は取り損ねたのでフリー画像ですが・・・)
新緑や花たちの美しさはもちろんのこと、「自然音」の美しさに感動を覚えていました。
木々のさざめき、野鳥のさえずり、そして小川のせせらぎ・・・。
ところが美しい音の中で、私は軽くショックを受けてしまいました。
なぜかというと、美しい小川のせせらぎに耳を澄ますと、自動的にお手洗いの音消し(音姫など)が連想されてしまうのです!
女性の皆さんは、会社や商業施設などの女子トイレで耳にすることも多いでしょう。あの音です。うーむ。
気を取り直して川から離れ、軽く散策し、また戻ってきて川のほとりにたたずむと、やはり水流の音により音消しを思い出してしまうのでした。
自然の音を模して作られた人工音のはずが、もはや自然の音を聴き「馴染みのある人工音に似ているなぁ」と思ってしまう状態。
私の中で「せせらぎ」のデフォルトは人工音になっていたのです。
更には、可愛い鳥を見て「ぬいぐるみみたい!」、美しい花を見て「造花みたい!」と感動。
自分の日常がいかに自然から遠ざかり、人工物で囲まれているかを思い知らされたのでした。
自然に癒される(フィトンチッドなども)

確実に言えることは、自然の中で聞いた川のせせらぎは、とても癒されたということです。音姫には感じられない癒しです。
聴覚だけでなく、視覚、周りの自然の香り(嗅覚)、その他、マイナスイオンやフィトンチッド(森林浴の癒し成分)の効果もあるでしょう。
また、「人間、人工音にストレスを感じ、自然音には癒される」というのはあちこちで言われています。
ヒーリングミュージックでも波の音、鳥たちのさえずりなど、自然音を取り入れたものが多いですよね。
「些細なことを気にする」を活用する
HSPは細かなことや、ちょっとした不快なことが気になってしまう傾向にあるのですが、それは生得的な特性として高度な感覚処理感受性を持つため、多くの人より幅広く深く察知してしまうせいでしょう。
内的世界が充実していて思考量も多いので、さらっと流すことが苦手な人も多いと思います。
当人も周囲もそれを「面倒」「細かい」「気にしすぎ」「暗い」といったふうにネガティブに評価するかもしれませんが、人間本来のセンサーが鋭く働いている良さにも注目しましょう。
それは、むしろポジティブな能力とも言えるからです。人の心身にとって何が心地よく、何が不快をもたらすかをナチュラルに見抜くことができるのですから。
HSPさんや低迷期さんの簡単な対処法
人工物も自然や風水を参考に
自然が全てよくて、人工物が全て悪いという訳ではありません。自然から学んで人工物を選ぶことで、癒しや開運の助けとすることもできるでしょう。
ある雨の夕方のこと。私はその日、気分が沈んでいました。
しかし、別の部屋から寝室に入ると、「あっ、晴れた?」とちょっと気分が明るくなりました。
カーテンの隙間から、明るい夕焼けのような光を一瞬で感じたからです。

・・・と、思いきや、カーテンレールに掛けられていた、明るい色の布でした!気付くまで、ほんの1~2秒の世界だったかもしれません。
上に貼った画像は、ちょっと極端に再現してみました。暗い色のカーテンからのぞく明るい黄色の布。視界の端で見たら、雨が上がって夕日が照り付けているように見えませんか?
私はカーテンレールに何かを掛けるのは本来好きではないのですが、夫が独身時代やっていたようで、私もたまにやってしまいます。
そのとき、明るく爽やかな色のものを掛けておくと、どことなく良い影響を感じます。(明るいクリーム色、画像のような明るいけど濃すぎない黄色、柔らかな新緑のような黄緑など)
ただ、夜に明るさを感じさせるものは不向きでした。
風水が運気に影響するというのも何だか頷けます。西に黄色を置くというのは有名ですね。確かに「色」や「方角」などは何かしら人間の心理に影響しているように思います。
繊細さんや不調さんは色を活用する
HSPさん、そうでなくても繊細さん、そして何をやっても上手く行かない低迷期の不調さんは「色」の力を今一度見直してみてはいかがでしょうか。
明るく優しい色を上手に用いることで、今までよりも癒されることが期待できます。
もちろん、実家や職場など、中々変えれないところもあるでしょう。その場合「こんなに暗い色だと心身にも運気にも悪いじゃない!」とイライラせずに、自分自身の持ち物から少しずつ素敵な色にするとよいでしょう。
美輪明宏さんが著書でしばしばおっしゃっていますが、下着の色を赤にするなどして自分を守ることもできます。
それでもなお、変えれない場所がどうしても気になる場合、「スルーする力・鈍感力を高める」または「自分が移動すること」など複数の選択肢も検討してみましょう。
人間は取捨選択する機能が備わっています。事情がありすぐに抜け出せない場所にいるときは、「重要でないその他の背景」として気に掛けないくらいでよいかもしれません。
そして、まずは身に着けるものや自分の寝室だけでも好きなものをそろえてサンクチュアリ(聖域)、充電スポットにしてみるとよいでしょう。
たっぷり充電されると、そこから抜け出す気力も準備も整うものです。またはその場所の「陰の気」以上に「明るい陽」の気で満たされ守られているかもしれません。
HSPの症状対策・対処法は幅広く役に立つ

HSPの高度な感受性は役に立つ
HSPは高度な感覚処理感受性を持っています。私達HSPが快・不快だと感じることには、これから社会が成熟していく上で、多くのヒントとなるでしょう。
効率ばかり重視してできてしまったひずみを修正することが必要だからです。
HSPの多くの人は「自然の癒し」を好み、必要としていますが、実際に色や音を含め自然がもたらす癒しの力は想像以上に大きいものです。近年日本でも研究されていますね。
HSPが敏感に感じとった不快さや、そこから抜け出したプロセスは、同じHSPの人々だけでなくその他の繊細な人たちや、子供たち、高齢者、そして「今は不調である」という非HSPさんにも役立つことでしょう。
多くの人に役立つことなので、マネタイズ(収益化)できればなおよいと思います。与えるだけでは生活が上手く回らないこともあるでしょう。
自分で癒せるようになると一番いい

遠出したり、高額なヒーリングを受けたりしなくても、自然を用いたヒーリングは自宅でもできます。
私が日頃取り入れているものをいくつかご紹介します。
1.緑の多い公園を散歩する(日傘や飲み物、ハンドタオル、カーディガンなどがあると安心。長時間は疲れるので無理のない程度にしている。空腹時の運動は控えておく)
2.部屋に観葉植物を置く(普段置いていない人は、ポトスやカランコエなど、扱いやすいものからがおすすめ)
3.天然のアロマ精油を香らせる(サイプレス、ジュニパーなどが森林浴っぽい。単体だとややクセがあり。レモンなどの馴染みのある香りとブレンドすると馴染みやすい)
4.天然の温泉成分をお風呂に入れる(上の画像は愛用中の天然湯の花 無添加でコスパもよし。※ただし、髪に使うときしみますので洗髪はシャワーを使います)
5.ヒーリングミュージックを聴きながらのヨガや瞑想(朝日を浴び、本物の鳥のさえずりを聴きながらの短時間でも効果あり)
6.ハーブティーの色や味や香り、効能を楽しむ(耐熱ガラスのカップだと色がより楽しめるのでおすすめ)
などなど。
自分でできる対処法・対策を複数持っているといいでしょう^^
本格的にきついときの「自然」
本格的にきついときは、「何もしない、ただ電気を消して布団の中で横になる」というのが一番のこともあります。そのとき、仰向けではなく横向き*に寝るとよいでしょう。
*横向きに寝る・・・ここでは、側臥位(そくがい)や、シムズの姿勢を指します。
眠れなくても「眠くなるような気持ち」「眠りに入る前のような、ゆったりとした呼吸」を感じてみるとよいです。
ある意味、「自分自身である」という究極の自然です。
あなたは、何か独自のヒーリング方法を持っていますでしょうか。ご自身に合ったやり方でくつろぐことができますように。
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