「もう嫌だ、自分に疲れた、才能がない」スピリチュアルな意味や対処法は。
- S H
- 2020年3月5日
- 読了時間: 12分
2020-11-23更新 2020-03-04投稿
今回の記事は、「もう嫌だ、自分に疲れた、自分には才能や取り柄がない。駄目な人間だ」と悩むことがある方に向けの記事です。
そういった悩みとは無縁の方は、飛ばしてくださいね!(^^ゞ
長文になりましたので「もくじ」をご活用ください。
もくじ
スピリチュアル実践者でも不調?
前回の記事でも少し書かせていただいたのですが、2月の後半は珍しく「まとまった不調の期間」がありました。
四六時中きつかった訳ではありませんが、なぜだか昔のように脳内が苦しい時間がありました。何とも鮮やかな苦しみでした。
しかしその中でも裁縫がはかどったり、お料理の品数も増えたりしていて、オフラインの人から見たら普通に(むしろ元気で幸せそうに)見えたかもしれません。
何というか、「オンラインの世界からオフラインに着地した」かのような不思議な感覚がありました。それはとても懐かしい感覚でした。
まるでライトワークを終えて、こちらの世界に帰って来たのかのようです。
ライトワークをしていない日は、家事や趣味がかなりはかどることからも、光のお仕事は想像以上にエネルギーを使うものだと実感しました。もちろんその分、充足感もあります。
今までは、自分も癒されながら行う媒体なので、スピリチュアルワーク(執筆、セッション、ヒーリング等)は疲れないと思っていました。あったとしても、デスクワーク疲れくらいだろうと。
でもどうやら、それだけではなかったようです。
ちなみに昔の「不調時」はこんなものではなく、もっと孤独で苦しく、それが何週間も何か月も続いていました。不幸自慢にはしたくないのでここには書きませんが、「note」マガジン内では時々書かせていただいています。
しかしその苦しみすら、今では少しずつ忘れかけているので不思議なものです・・・。
「自分が嫌、何も才能がない」とスピリチュアル
自己否定・自責はブラックホール状態?
不調で脳内が苦しかった約2週間、久々に次のような想念にとりつかれていました。
1.上手く行っていないのは自分に原因がある
2.自分が駄目だ、自分が嫌だ、消えたい
3.特に何の才能もない、存在している価値がない
1で淡々と改善すればよいものの、2や3の自責や自己否定の世界に移行してしまっていたのです。2や3が続くと非常に生きづらくなりますから厄介です。
なお、このことは実はもう「解決済み」なので、明るい話題ではありませんがあえて取り上げています。
私は、もし友人が「自分が嫌だ。特に何の才能もない」と落ち込んでいたら、友人の素敵なところを伝えると思います。そして、出逢ってくれて嬉しいことや感謝していることをお伝えするでしょう。
しかし、自分の事となると・・・。その2週間は中々肯定できていなかったのです。スピリチュアルや心理学を実践してきても、そういうことってあるのですよね^^;
今振り返ると、ストレスによる一時的な落ち込み状態にあったと分かります。
そもそも、「上手く行っていないこと」自体は少なく、沢山の上手く行っているところの中で空回りしている部分があったに過ぎないのでした。
しかし不調の中にいるときは、まるでこれまでずっと、そして現在もこれからも「自分には何の才能も無くて自分が嫌だ、つらい状態」であるように思えたのです。
人生の行き詰まりではなく、感情や思考の行き詰まりなのでしょう。
こういう状態のことを、オフラインの友人は「ブラックホール」と表現していました。友人は時々ブラックホールにはまってしまいます。
ブラックホール状態の時には、人からどんなに励まされても、その言葉は光を失ってしまいます。ひとたびブラックホールにはまると、まるで自分の過去も現在も未来も、「駄目だ」と感じてしまうのです。
悩みやすい気質の人と、そうでない人というのは、やはりあるようです。それは、遺伝子レベルの問題かもしれません。悩みやすさを無くしてしまうことは中々難しいのですが、緩和することや不調期を適度にやり過ごすことは可能だと思います。
私は幸い、昔ほどはブラックホール状態にはまりにくくなっていますし脱出するもの早くなっていましたので、今回のヘビーな落ち込みは久しぶりでした。
ブラックホール(精神的な落ち込み)の対処法10個
個人的な「ブラックホール(精神的な落ち込み、行き詰まり)の対処法」を10個あげてみました。あくまで「私が試して効果があったもの」なので、アレンジしてみてくださいね。
1.睡眠時間は十分に取る
眠れない日は頑張って寝ようとせず、読書やインターネットなど体力を使わないことをします。そのまま起きていて、夜明けの空を見て、朝日にエネルギーをもらいます。(もちろん途中で眠くなったら寝ます^^)PCやスマホのブルーライトはカット。
DVDを見ながら寝落ちするという人もいました。起きていてもラッキー、眠れてもラッキーくらいの気持ちでゆったり過ごします。可能なら短時間のお昼寝を取ります(15時より前、30分以内が目安)。
2.多品目の温かい食べ物を食べる
豚汁やミネストローネなど具沢山の汁物や、にんにく・しょうがなどの香味野菜を使ったもの、炊き込みご飯や雑穀米など白ご飯以外のご飯、肉類は豚肉がお勧め。イライラがある時は青魚やビタミンB群、ミネラルなど意識して摂ります。アスパラガスは疲労回復に。
3.温かい人とお話しする
パートーナー、親友、先輩、先生など。話しを聴いてくれた感謝は忘れずに☆ 誰もいなければ、お金は掛かりますがスピリチュアルカウンセラーや心理士さんでもよいかと思います。
4.ペットや植物との時間を大切にする
そのことにより、開運の即効性がなくても大丈夫。穏やかに癒しはもたらされています。
5.姿勢を正して瞑想する、またはヨガのお気に入りのポーズをする
長時間でなくてもOK。背筋がスッと伸びている状態を作ってあげます。
6.外に出て空を感じる
曇りの日でも、室内より明るいのです。人目が気になる時は月を見たり夜風を浴びたりと、夜の散歩もいい感じ(安全には充分気を付けます)。
7.リズム性の運動、活動をする
音楽を聴きながら家事をする、繰り返しの多い軽作業をするなど。
8.少し元気になってきたら適度に筋肉を使う
筋肉を使った運動・活動は、睡眠の質が上がりやすいです。
9.不調時も、トイレ掃除はこまめに
ちょこちょこしていれば負担は少ないものです。ちなみに私はトイレ掃除の仕上げに「アンシェントメモリーオイル」を使用します。オイルを小皿に垂らし、置いておきます。(メモリーオイルについては過去記事あり)
10.バスタブに粗塩を入れる
昨年友人から教えていただいた「ヒマラヤブラックソルト」が浄化力高し。視覚効果、嗅覚からの効果もあります。お風呂上りは体をシャワーで流します。追い炊きはしないようにします。
これらは、過食症や非定型鬱などのときに役立った対処法と共通するものが多いです。
興味深いことに「スピリチュアルだけ」の行動がほとんどありません。何かしら肉体へのアプローチがあります(運動、食事など)。私らしいなと思います(^^;)
こういった対策をしながら、じわじわ癒されていくことを意識的に感じています。即効性が無くても焦らず、繰り返し心地よさを思い出します。ここが最大のポイントかもしれません。
すると、ふと楽になる瞬間が出てくることに気付きます。そこで一歩、半歩でもよいの行動を起こします。
(※楽になることがなくて、落ち込みが何週間も続く場合は無理せず心療内科などにご相談を。)
「何も取り柄がない人」に対する正観さんの答え
「でも癒されたからといって、『取り柄がない』ことには変わりがない」などと考えていると、エネルギーを充電しながら同時に消耗してしまうので中々溜まりません。
誰にでも何らかの才能はあると思いますし、言ってしまえば存在しているだけで宇宙にとって、そして自分にとって意味があるのです。
また、前回の記事でご紹介した正観さんの本に次のような項があります。
第5章036項「自分には、何の取り柄もない」という状況は、じつは、恵まれている (出典:「ありがとうの奇跡」小林正観)
著作権の関係もあり詳細は載せることができませんが、どうやら愚鈍な人であるほうが「感謝」をしやすいようです。
自分より全て素晴らしい人が居たら、自分の価値は無くなる?
愚鈍な人であるほうが「感謝」をしやすいというのは何となく分かりましたが、私は「愚鈍でなくても感謝を忘れていない素敵な人々」を知っています。
そういった人はやはり人気者でお仕事でも活躍されています。地上の神様仏様、女神様という印象。
そうであれば、先述した「感謝の心を持った何の取り柄もない人」よりも「感謝の心を持った賢者」の方が存在価値が大きいような気がしてしまいます。(そもそも、何をもって「愚鈍な人/賢者」とするかはとても現世的なものではありますが)
ですが、実体験から気付いたのは、「感謝の心を持った賢者」と「感謝の心を持った何の取り柄もない人」のご縁が結ばれると、新たな化学反応・霊的反応が起きるということです。それぞれの個性・霊性が、より輝く世界です。
例えば、IQテストで全ての項目が自分より優れている人が居ても、容姿も家柄も全て自分の方が劣っていても。やはり自分は自分しかおらず、唯一無二の尊い存在です。
EQ(Emotional Intelligence Quotient.こころの知能指数)に関しても、「こう答えればEQは高くなるだろう」と知識的に分かっている人と、根っから温かい人の違いもあると思います。
自分より全て素晴らしい人を前にしても、自分の価値は無くならないし、劣っている訳ではありません。
それは、私達が機械ではなく「命」「人間、生き物」であるからだと思います。
ライトワーカー(スピリチュアルな光の仕事人)
地球上で、そしてその時の社会で生きづらい肉体に生まれたたましいはライトワーカー(スピリチュアルな光の仕事をする人)であるという見方は、昔からあります。
生きづらいボディや、苦労の多い人生のシナリオを選んだ、チャレンジ精神溢れるたましいという訳です。
私が10代後半~20代前半の頃、この考え方を知ったとき「確かにそうかもしれない。でも、どうやってそれを確認できるのだろう?」と素朴な疑問を抱いていました。
例えば、何の罪もない子供が虐待されて命を落としてしまう。
もしそれを親が「この子はそれを選んで生まれて来たのです。私も自分の書いたシナリオ通りにやりました」で終わり。親は裁かれないとしたら、言葉が見つかりません。(これは非常に極端な例です)
しかし、私が慕っているスピリチュアルの先輩方はもっと柔らかな愛に満ちていますのでそういった心配は無用でした。
「自分が書いたシナリオだから受け入れて」で終わりというような人ではありません。命に優しく温かで、人生を愉しんでいる方々です。
見えない世界もある、過去世もあるのでしょう。だけど、現世は現世で一度切り。誰もが等しく幸せになれる世界であるといいなと思います。
救いのある世界。現代社会において目立った才能がなくても
私がなぜ、このように決してカッコイイとは言えない(それどころか、みっともない)想いや出来事を書いたのかというと、そのあとちゃんと救いがあったからです。
私がスピリチュアルのお仕事から降りようとしたとき、「ロクに何もできないな~」と感じたのですが、それを認めつつ目の前のことをコツコツ行っていると、とても大きな愛情を受け取ることができました。
パートナー、その他の身内。友人、先輩、仕事の仲間。
温かい言葉やメッセージ。「note」でサポート(ご厚志)をいただくこともありました。色んな形での応援。感動し過ぎて重くならないようにあたふたしてしまいました。
そして、今更ですがあたらめて気付いたのです。
誰も私に完璧を求めてなんかいない。私らしくないことなんて求めていなかった!
昔からの読者様もそうだと思います。決して選ばれし者ではない私が、「実践者」として幸せになったことに興味を持っていただいた方が多いと思います。
実践して幸せで在り、簡単なコツをシェアすること。それが私の密かな役割なのかもしれません。
人は誰しも ―たとえ強力な霊能力がなくても、あるかどうか自信が無くても、現代社会において目立った才能がなくても、どこか社会の仕組みの中で「使えない人」扱いされていても―、自らの中に幸せになる力は備わっているのだと私は思います。
「すべてのあらゆる能力と人格は比例しない」
長文になってきました。私自身の役割を見出したのは良いのですが、では「今まさにつらいかたに、最後に何をお伝えすることができるか」という部分で少し迷っていました。人によって状況が異なりますし、私も人生経験が随分偏っています(虚弱体質だったため)。
何日か加筆修正をしていたのですが、本日ある1つの鍵や答えとなる言葉に出逢うことができました。
前回も少し触れました、小林正観さんの元で学ばれた洋介さんの最新記事より引用させていただきます。※掲載許可あり。
すべてのあらゆる能力と人格は比例しない。 オレがオレがの我を捨てて お陰お陰のげで生きよ。 ※げ=下 (出典:note|洋介 「なぜ思い通りの結果が出ない」)
「すべてのあらゆる能力と人格は比例しない」。これです。
私達人間は、今のところ、能力に差があります。これは努力の問題ではなく、脳の個性のようなものだと精神科医が言っていました。多様性とも言えるかもしれません。
ですが、すべてのあらゆる能力と人格は比例していません。
神様から与えられた肉体で、コツコツと「人格」を磨くこと。喜ばれる存在になること。
それに尽きるのかもしれません。
そうそう、弊サイトの読者様は根が真面目で頑張り屋さんが多いので、難しく考え過ぎて苦しまなくてよいと思います(^^)
おそらく十分に謙虚な人が多いので、自分を許して(赦して)、後は柔らかに人格磨きです。
時にはぎゅっと心を閉ざしたくなる時もあると思いますが、もうじき本格的な春が訪れます。つぼみがほころぶように、ふんわり柔らかに開花してまいりましょう。
※2020-03-11追記・・・こちらに書いていた本のレビューは加筆して長くなったので、後日単独の記事として書かせていただきます♪
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