特定の人と会う・会おうとすると具合(体調や気分)が悪くなる理由とスピリチュアル
- S H
- 2020年2月3日
- 読了時間: 15分
2021-04-05更新 2020-02-02投稿
記事にボリュームがありますので、もくじをご活用くださいね!
もくじ
特定の人と会うと具合が悪くなる?(頭痛、吐き気など)

「特定の人と会うと具合(体調・気分)が悪くなる」という経験、あなたにはありますか?
私にはこれまで、何度かそのようなことがありました。私がHSP(ハイリーセンシティブパーソン、とても繊細な人)かつエンパスというのも関係しているかもしれません。
また、「実際に会う」だけでなく「会おうとすると体調不良になってしまう」「その人の文面を見るだけで吐き気がしてしまう」ということも、稀にですがありました。
明らかに不快な人であったり偶然で片付けられた出来事だったりというようなケースを除き、今でも印象に残っている人が何人かいます。5~6年間で1人くらいのペース出現する感じでしょうか。
私の場合、以下のようなパターンに分けられました。どの人とも離れるとすみやかに不調が消失しましたので、深刻なものではないと思われます。
【1】会うと体調が悪くなる(吐き気、頭痛、肩こりや首のこりなど)
【2】会おうとすると体調が悪くなる(約束の日に会えない)
【3】思い出すと気分が悪くなる(怖いイメージが脳裏に浮かぶなどを含む)
【4】文章を見ると吐き気がする(なぜか違和感や嫌悪感。生理的に合わない?スピリチュアルな原因も?)
原因はシンプルに、相手に対して持っているネガティブな感情によるストレスや、お相手の思いや波長をストレスに感じている(親が子をコントロールしているなど)ということが多いのですが、それだけではないようです。
もう少し詳しく紐解いてゆきましょう。
特定の人に会うと体調が悪くなる(ストレスによるもの)

「特定の人に会うとストレスで体調が悪くなる」、この現象のしくみはシンプルです。そして実は理にかなっているものなのです。具体例をあげてみますね。
まず私が「会うと具合が悪くなる」2つのケース。
【1】実の親(家族)
【2】苦手なタイプだが、事情があり日々顔を合わせる人
あなたの苦手な人とは同じケースでなくても、メカニズムや体に起きることは似ているかもしれませんので、斜め読みでもご覧いただけたらと思います。
【1】親に会うと具合が悪くなる・疲れる
■【1】は特に機能不全家族(いわゆる毒親を含む)であれば、容易に起こるでしょう。特別に機能不全家族という訳ではなくても、「親や兄弟姉妹、親戚と会うと疲れる」という人は少なくありません。
HSP・エンパスさん、自分の仕事や家族のことで忙しくなった人などは、特に温度差を感じるかもしれません。
私は現在、親との関係は適度に距離を置いた上で円満ですが、長時間話しているとさすがに疲れます。
そして親への強い苦手意識を克服する前の私は、そんなレベルではなく、明らかに心身に変調が出ていました。
・フリーズしたような感じ(緊張感、不信感などから体が固まる)
・どことなく「戦い」モードになる(力む)
・血流は滞り、手足が冷える(実際に冷たくなる)
・場面緘黙のような状態が、親や親の知り合いに対してのみ起こる(他の人とは話せる)
・親の言動を意識、警戒しているからか、小声や小さな音も拾う(神経質になる)
・肩凝り、首の凝りが出てきて次第に頭痛に
・頭痛の後、下痢になることも多い
・過敏性腸症候群になる(実家から出ると治まる)
・・・など
こうやってあげてみると、「戦うか逃げるかすくむか反応(fight-or-flight-or-freeze response)」が出ているのではないかなと思います。

しかし、結婚して物理的にも精神的にも親と離れたため、今は余裕を持って接することができます。
こんな章で書くのもなんですが、スピリチュアルにおいては「親孝行」は深い意味があり、どうも願いの成就にも関係してくるようなのです。
しかしこれも、無理のない程度で。まずは感謝の祈りだけでもよいようですよ。(とても感謝できない場合、一旦天に「あの方々のたましいがよりよき方向へ導かれますように」といった祈りからでもよいと思います)
また、「親のようにお世話になった人」「精神的に育んでくれた家族のような人」への感謝もよいと思います。
【2】苦手な人、嫌いな人と会うと体調不良になる
■【2】の「苦手なタイプの人」の場合もシンプルでした。
・相手の威圧感が強いと、委縮してしまう (特に職場など)
・相手がヒステリックで攻撃的なため、警戒してしまう (同じ職場の人は怒鳴られて泣かされていた。私だけではなかった)
・ストレスを感じ、肩凝りや首の凝りを感じる
・頭痛や吐き気がしてくる
・口の中がカラカラに乾燥する・・・など
短時間だとまだよいのですが、話しているうちに徐々にこのような体の不調が顕著に表れてきて「心身はつながっているのだな」とあらためて感じさせられました。
強い緊張やストレス、そして緊張からの解放など繰り返していると閃輝暗点が出ることもありました。
■閃輝暗点(せんきあんてん)・・・片頭痛の前触れ。ギザギザした光が視界に現れ、少し見えづらさも出る。光の形は徐々に変化し、何分か経つと消える)。その後、片頭痛が起きたり嘔吐があることも。
私の場合、ギザギザが出てすぐに横になり電気を消して休むと、頭痛もなく回復したことが何度かあり。
ストレスによる反応、嬉しいこともストレス
Wikipediaによると、以下のような説明がありました。
恐怖などのストレッサーの刺激が視床下部、下垂体に伝達し副腎皮質刺激ホルモン (ACTH)が分泌され、アドレナリンとコルチゾールが放出される。(出典:Wikipedia「戦うか逃げるか反応」)
実際に恐怖などのストレスにより特定のホルモンが分泌され、体にも影響が出るのです。
ですので、ストレスが強い相手に会うときに体調が悪くなるというのは普通にあることなのです。
しかし私は、「好きな男性」に会う約束をしているときに体調が悪くなる場合もありました。もちろんこれにも理由があります。
人間は「喜び」や「ポジティブな変化」もストレスになってしまうから、というのが1つの理由でしょう。
とはいえ「あの人と会うときに限って体調が悪くなる」というケースの場合は何だか怖い感じもありますよね。それでは、スピリチュアルな観点から見てみましょう。
エナジーバンパイア、サイキックアタック(霊障など)
会っていると体調を崩すのは、お相手が「エナジーバンパイア」というケースもあるでしょう。
スピリチュアルにおいて、相手のエネルギーを奪う人のことを、エナジーバンパイア(エネルギーバンパイア)表現します。
エナジーバンパイアの定義に詳しくなるよりも「この人と居るとエネルギーを吸い取られるな」と感じる人とはまずは距離を置くように意識するだけでも自分のエネルギーが守られ、自分らしく過ごしやすくなります。
相性やバイオリズムの問題もあるので、今の自分にとってのエナジーバンパイアが、皆にとってエナジーバンパイアとは限りません。(多くの人にとって共通してバンパイアの場合もありますが)
エナジーバンパイアから離れることは誠実な対応でもあります。なぜなら、「合わせてやっている、無理して話している」のではお相手にとっても失礼ですよね。
そして自分自身がエナジーバンパイアにならないように気を付けます。自分がそうなると「満たされない」「相手のここが気になる」など負の感情が出てきやすくなります。
自分がいつの間にかエナジーバンパイアになっていて、対人関係で満たされず鬱屈としてしまう場合もあるのです。
ただ、そのことを必要以上に恥じることはありません。辛い状態だと思うのでご自身をたっぷり癒してあげてバンパイアを卒業しましょう。
また、似たような現象としてサイキックアタックがあります。これは特定の人からの念による攻撃です。こちらも、お相手を操作しようとせず、自分自身を守り、距離を保つことです。それはお相手のためにもなるでしょう。
私は霊的な操作は行っておらず、日々すこやか・健全に過ごすことで身を守っています。
特定の人に会うときの不調(スピリチュアル)
「エナジーバンパイア」という感じでもないのに、「この人と会おうとすると体調を崩して、中々タイミングが合わずに会えない」ということが続いた時期もありました。
これは、一時期仲良くさせていただいていた男性との間で起きました。
・彼から誘ってもらった日に限って体調が悪くなる
・私の体調が良いときは、相手の都合がつかない
なぜか噛み合わないのです。これって何だろう?とずっと疑問に思っていました。
彼とは短期間お付き合いしたものの嫌な感じで終わりました。正直な感想「なんであんな人と付き合ったのか分からない」と思うほど(ごめんなさい)。
結局その理由は自分勝手なもので「寂しかったから」なのですが、何とも実りがありませんでした。寂しいからと言って、お付き合いすることで自分のレベルが下がってしまうようなお相手を選ぶと泥沼になることもあります。
私は彼との約束の際に体調不良になっていたのは、スピリチュアルなお知らせだったと今では思います。
潜在意識、あるいは目に見えないエネルギーレベルで「この人は違う」というサインをいただいていたのでしょう。
ただし、約束事をしているのに中々会えないというのは宇宙からの「タイミング調整」である場合もあります。
せっかく宇宙が守ってくれているのに、相手との相性が悪いとか不吉とか、サイキックアタッカーであるとか、決めつけないようにしたいものです。
特定の人だけではなく、特定の「条件」かも?
特定の人物だけでなく、ある条件によって具合が悪くなることも考えられます。
以下のようなケースは一般的に多いでしょう。
・約束をしていることで潜在的にストレスを抱え、前日や当日に具合が悪くなる(眠れなかった、風邪、発熱など)
・旅行、お泊りなどの特別なイベントの前にいつもと異なる緊張感などから、体の調子もいつもと異なる(予定日より早く生理が来るなど)
・仕事で気を張っている間は大丈夫だが、土日や連休で風邪をひく、片頭痛や下痢をする
などなど。
こういった状態に陥る方は、あまり表では言わなくても、意外といらしゃいます。子供も大人も、行事の前や当日に具合が悪くなるということは少なくないのです。
社会人になってからは、休日(土日、大型連休、会社が休みの日など)になってダウンするという人もよく見かけました。普段、気を張っているというのもあると思います。
思い出すと嫌な感じがする、嫌なイメージが湧く
次は、会わなくても思い出すだけで具合が悪くなるケースです。
これはちょっと特殊でした。ある男性のことを思い出すと、頭の中で何だか怖い映像が現れるのです。
今思えば、軽度の侵入思考だったのかなと思います。
侵入思考(しんにゅうしこう、Intrusive thought)とは、望まない非自発的な思考、イメージ、不愉快な考え。 それは強迫的なものであって、心を動揺させ、不快感を与え、除去するのが難しいと感じるものである。(出典:Wikipedia「侵入思考」)
私自身、当時は摂食障害や過労等があり、毎日疲れていたことも関係しているようです。その方との交流も実はストレスだったのでしょう。
ちなみに侵入思考自体は健康な人にでもあるそうです。それが著しく、日常生活に支障をきたすようであれば治療の対象となるでしょう。
私はその男性と会わなくなったら怖い思考は綺麗に消えました。スピリチュアルな側面もあったのだろうなと思います。実際、その方とはご縁を卒業してよかったと思います。
ある人とやり取りをするだけで、なぜか気分が悪くなる

これは、実際に会わなくても起こるケースです。
特定の人とLINEをしたり、SNSのページやサイトを見るだけで気分が悪くなるというもの。私も過去にありました。
私の感覚がおかしいのかな?と思い、友人に見てもらうと、なんと意見は一致!友人もその人を受け付けなかったのです。ネットの場合は特に
・本心が感じられない、ほとんどが偽物っぽい
・人をコントロールしようとしている
・営業をかけているがそれを隠している(最初は褒めてきたり、気が合うふうを装って近づいてきたり)
などの違和感は、敏感な人にとっては感じ取ってしまうこともあるでしょう。ただし、私達人間は超能力者ではありません。全てが透視できる訳ではないことを忘れないようにしたいですね。
また、単純に自分とカラー・波長の異なる人には違和感や抵抗感を感じることもあるでしょう。例えば、
・とても暗いと感じる ・気が強そうで、怖い感じがする ・楽観的過ぎてついていけない ・逆に同族嫌悪、同属嫌悪という場合も(自分と似ているからこそ欠点も見えて嫌な感じがする)
などなど。
これは必ずしもお相手が「悪い」という訳ではありません。ただ「合わないと感じる」とか「ネガティブなところが目についてしまう」といったところでしょう。
私も過去に人から言われました。「無駄なポジティブは疲れる」と。
私は慎重なHSPであり、それほどポジティブでもないと自分では思っているのですが^^;、人によってはそう感じるのでしょう。
物理的に距離を置けるのであれば距離を置く。それが難しいのであれば、心の距離を保つ。透明のバリアでプロテクションするイメージをします。これはマッサージなどのセラピスト業でもよく使われています。
また、面白いことに嫌いな人を「好きでもないけど嫌いでもない」という枠に一旦入れてみると、少し楽になることがあります。ちょっと毒舌風に言うと「あの人のことは、どうでもいいかな」という感じです(^^ゞ
その嫌なお相手への色んな意味での興味関心を減らすのです。
また、SNS等では「この人のどこがいいんだろう」と冷めた目で見ていても、実際に好意的なコメントをもらったならば、好ましく感じるようになることもあるでしょう。人はやはり「自分によくしてくれる人はいい人だ」と感じてしまうものです。
しかしそれを利用したビジネスもあります。最初に「嫌な感じ」「気分が悪くなる」「違和感がある」などあった場合は、それを無視して突っ走らず、ゆっくり様子を見るのもよいでしょう。
逆に「第一印象は悪かった・何とも思わなかったけど、じわじわ良くなって長い付き合いになった」という話もよく聞きます。人間、なんだかんだ言って先は透視できないのです。だからこそ今感じることを大切にしたいですね。
過去世、前世での因縁が原因?
過去世からの因縁で具合が悪くなってしまう。そんなことがあるのでしょうか?これは、「あるとも言えるし、無いとも言える」でしょう。
私はアメリカで学ばれたセラピストさんにヒプノセラピーを受けたことがありますが、何年も経った今、「あれは過去世と言うより、私達の祖先の記憶かもしれない」とも思いました。遺伝子などに刻まれているのでしょうか。
もし自分が「過去世からの因縁」と強く感じ、それで腑に落ちるのであれば、それを活かせるでしょう。
しかし、人から「それは過去世からの課題だ」と言われたとして、違和感を感じたら必要以上に気にすることはないと思います。
彼氏・彼女と会うと体調が悪くなる
この記事を書いた日の夜、夫が「そういえば付き合っていた頃、1か月くらい体調が悪かった。今までにない症状が出ていた」と言っていました。
言われてみればあの頃私も不調で、「彼は私のせいで体調不良になったのでは?」「私達は相性が悪いのではないか」と真剣に考えていました。
しかし、現在結婚してお互いマイペースで暮らしています。
私達の場合、一時的なお互いの不調は以下のような原因が考えられました。
・一人で静かに休む時間が欲しいHSPの私 ・彼は私を束縛したい
・共通の趣味がない(話に気を遣う) ・食べ物の好みが違った
・彼はどちらかというとネガティブだった ・私も繊細でダメージを受けやすかった
・無頓着な彼と、綺麗好きでやや潔癖の私
・元々お互いが万全ではない時期に出逢った ・それでもお付き合いしていたので少し頑張っていた(無理していた)
このような感じで、ちょっと無理した異文化交流のようになっていたので、どちらかというと内向的な二人にとっては慣れるまでに時間が掛かったのでしょう。
彼が私のエネルギーバンパイアで、私がサイキックアタックしていたなんて見方もあるかもしれませんが(笑)
特に恋愛においてはスピリチュアルで分析するより現実をしっかり見たほうが解決が早いこともあります。少し心の痛みは伴いますが堂々巡りにならずに済みます。新しい時代のスピリチュアリティです。
恋愛においては少し冷静になって、わき上がったエネルギーは他のことで消費するくらいでいいかもしれません。(仕事、趣味、家事、部屋の掃除、ダイエットなど)
原因と思われるものを紙やスマホに書き出してみると、見えてくるものがあると思います。
ただし、中には「別れてよかった」と感じる恋人も居て、その人には「彼氏に触られた日に蕁麻疹が出てしまう」という時期がありました。もちろん、他に誘因はあったと思いますが、その彼とは別れて良かったです。
目の前の現象だけでなく、総合的に冷静に見てみることが必要なようです。
対策と大事なこと
これだけ色んなパターンがあると見極めにくいかもしれませんが、「特定の人と会うと具合が悪くなる」というときに大事なことは次のようなことでしょう。
【1】自分自身のコンディションを整えておくこと(不調時はネガティブな感受性が強くなっているときもあります)
【2】相手を変えようとしない
【3】見方を変えるだけでなく、可能であれば場所を変える(自分が移動して環境を変える)選択肢も持つ
【4】最終的に信じるのは自分の感覚
【5】あまりにも嫌な感覚があり、日常生活に支障がある場合は、必要に応じて受診する
などなどあくまで地に足の着いた対処法を取られるとよいと思います。
本格的な春に向けて、コツコツと心身のコンディションを調整してまいりたいですね♪
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