神田橋 條治先生の本の効果。焼酎風呂など、実体験から。評判は?
- S H
- 2019年5月16日
- 読了時間: 6分
2020-03-17更新 2019-05-15投稿
もくじ
神田橋 條治先生。同じ時代に生まれた感謝
最近何だかやけに神田橋 條治(かんだばし じょうじ)先生のことを思い出している私です。私は神田橋先生のファンなのです。
ファンというと軽いノリのようですが、以前著書を愛読していました。そして実際に鹿児島県の伊敷病院まで診察を受けに行くなどしました。
私にとって、つらい時期の心の支えとなっていたのです。先生がいなければだめだ、生きていけないという依存や妄信ではなく、「神田橋先生と同じ時代に生きていてよかった」という穏やかな感動と、深い感謝の念があります。
現在、伊敷病院のホームページには、下記のようなメッセージが書かれていました。
2019年4月1日より私の外来診療には例外なく数名の専門家(精神科医、臨床心理士、ケースワーカー)が同席します。 私は82才と高齢になり、診察ができるのも残り僅かとなりますので、この世に少しでも技術を残しておくためです。 皆さまどうぞご理解下さいますようお願いいたします。(出典:伊敷病院 診療科案内)
あと一度だけでも診察を受けてお礼を伝えたい気持ちがありますが、あまりお忙しい中行っても申し訳ないという気持ちもあります。
神田橋 條治先生の本の効果、焼酎風呂
神田橋先生の本の効き方
私は過去に、特に以下の2冊を愛読していました。
「改訂 精神科養生のコツ」※2019年4月に改訂版あり(「心身養生のコツ」)
焼酎風呂も、実際に自宅でやっていました。アルコールに弱い私は、料理酒を使うかのごとく少量にとどめておくことで、肌トラブルや酔うことを避けられます。
春ウコンも試しましたが、こちらは味が苦手でした。今一度チャレンジしたい気持ちはあります。
心身の不調に対する効果はあったかというと、実はものすごくあったという訳ではありません。
ですが、何もしないよりはよかったですし、お薬を増やされるよりはるかによかったです。私はお薬にてきめんに弱く、飲む方がかえって生活の質が低下してしまうからです。特異体質のようでした。
そして何よりも「このように、ニュートラルに親身になって、よくなる方法を考えてくれる先生がいるのか」と驚き、それが一番の心の支えとなっていました。
費用も、保険が適用されるので、安心です。
依存とか、バウンダリー(境界線)とか、専門家にとっては難しい問題もあると思いますが、もっとニュートラルな「家族のように親身になってくれる」という姿勢にどれだけ励まされたことでしょう。
もちろん「家族のように」と言っても、ベッタリしてない、「親身だけど基本はあっさりとした家族」といった感じでしょうか(笑)
効果の少なさは、他の要因もあり
当時の私は、全く合わない男性とお付き合いをしていて、明らかに彼にエネルギーを吸い取られていました。
彼と一緒でない状態であれば、もっと効果が期待できたかもしれません。彼が悪いというより、相性でしょうね^^;
彼といると不眠になりましたが、今の愛すべきパートナーと一緒ですと、ぐっすり気持ちよく眠れます!
「神田橋先生のことが大好きだけど、本の効果が思ったより感じられない」というときは、本から離れた日常に大きな鍵があるかもしれません。私のケースのように。
問題を乗り越えるためにも、養生してじわじわと充電していたいですね。
神田橋先生の評判は?
神田橋先生の評判は、私の知っている限りでは、とてもよいです。(回し者ではありません、ただの読者です^^;)
発達障害のお子さんを持つママ、発達障害当事者さん、医師、セラピスト、ヒーラーなど幅広く。
私自身、神田橋先生が大好きなのですが、正直言うと「オカルトっぽい側面もあるのに、どうしてこんなに慕われ、尊敬され続けているのだろう!?」と不思議に思うくらいでした。
焼酎風呂は、得体のしれない不安や恐怖にも効果あり
神田橋先生の本は、私のちょっと変わった悩みにも穏やかに作用していました。
私は幼少の頃から「死」を異常に恐れるという悩みがありました。
6歳くらいからです。8歳の頃にははっきりと「死んでしまったら、(脳が死んで)自分の意識が無くなってしまう」と、具体的な理由で恐怖感をおぼえていて、考え始めると気分が悪くなるほどでした。
HSP(とても繊細な人)はイマジネーションが豊かなため、死を異常なほど恐れることがあると聞いたことがあります。
私の場合は、毎日死のことを考えている訳ではないし、そもそも死について考えなければ問題ないので、病気ではないと思います。
しかし、体調が不調のときは、「死」について思い出してしまいがちでした。
そんな中でも神田橋先生の本を読み、焼酎風呂を行うと、何だか除霊や厄落としでもしたかのような気分になり、「ひとまず、今日明日死ぬことはないな」という気持ちになれるのでした。
今思えば【おまじない】みたいな用い方ですが(笑)
それでも、「抗不安薬などを出され、副作用でQOL(生活の質)が低下する」という事態は避けられているため、やはり「効果はあった」と言えるでしょう。
これは、あくまで私の経験によるものです。
深刻に悩んでおられる場合や、効果がみられない場合は、主治医にご相談くださいね。色んなケースがありますから、無理はよくありません。
(加筆・・・2019年の秋頃だったでしょうか。この悩みはあまり気にならなくなりました。色々と感謝したい人が居ます)
神田橋処方の漢方、 十全大補湯
また、神田橋先生には漢方薬のアドバイスをいただいていました。
その中で私は、十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)、 桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)、小建中湯(しょうけんちゅうとう)などが気に入っていました。
中でも、十全大補湯+小建中湯はマイルドな効果でした。下痢しやすい私でしたが、下痢にならなかったように思います。
ですが、それよりも何よりも効いたのは、以下のようなことです!
・自分とは合わない彼と別れること(どれだけストレスになっていたのだろうと思います)
・自分らしく活躍できる場所を見つけること(HSPの私にとっては、居場所により過ごしやすさがかなり変わります)
・しっかり食べて、しっかり活動すること(あまり食べないで、あまり活動しないより心地よい循環が起きる)
もちろん、上記のようなことがすぐにできないから、まずは少し気力・体力をつける必要があった私でした。
漢方は色々試したので、過去のお薬手帳などを整理し、また加筆したいと思います。
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